ピアノ教室でありながら、子供達が生き生きと喜んで演奏してくれるのは実はアンサンブル(器楽合奏)です。練習しなくてピアノの曲が合格出来なくても、レッスンの後で誰かと一緒に簡単でシンプルな音で気持ちを合わせて音を出すと、あれ、今までの嫌な気持ちがどこかへ吹っ飛んじゃった。
ピアノは色々と注意が入り、音符の複雑さ、10本の指を独立させるために、どれだけ大変なエネルギーを必要としている事でしょう。
毎週それだけのレッスンでは音楽の楽しみ方が偏ってしまう様な気がします。子供の様子を観察していると、気分が乗っていない時や、宿題をやっていない時は、気分を変えてアンサンブルをさせると顔色が変わってきます。勿論その場合は難しい事をしないで簡単な音で楽しめる曲を選んでいます。音楽療法で同じ音の繰り返しは身体がとてもリラックス出来るのです。
新しいことや、技術だけに捉われていると子供達は段々と苦しくなって、ピアノの練習を楽しめなくなってきます。
音楽に優劣はありません。
太鼓だけ、リコーダーだけ、鍵盤ハーモニカだけでも素敵な曲がいっぱいあります。
ピアノの上達だけではなく音遊びで豊かな時間を共有しましょうよ♪
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