ピアノの音色の作り方は、墨絵の濃淡の描き方に似ていると思う。強い音は濃い色合いで、弱い音は淡い色合いで描かれる。色のグラデーションはクレッシェンドやデクレッシェンド、音の立体感は、絵の遠近感、光と影と同じ技法だし、墨絵だけではなく、油絵でも水彩画でも皆同じ。音と色の使い方はホントによく似ている。
いつも、レッスンで「下書きが出来たから、次は色付けね」と言っているが、音楽用語であれば、「音の高さやリズムの譜読みが出来たから、次は音の強弱やフレーズね」でしょうか。
音の例えを言葉で説明するのは難しいと思うけど、色々な体験することで、音色がどんどん増えて来ると思う。
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