子供の時から、図書館や美術館が好きでした。母が教員をしていて、宿直の日に図書館を開けてくれて、一日中図書館にいられた時の一人きりの怖さと不思議な感覚が未だに忘れられません。また、絵本が好きでピアノに置いて勝手に想像しながら好きなように弾いていたのも今でも憶えています。その頃から音と色、絵本等がピアノ曲といつも重なっていたような気がします。音と色と香りは今でも私の中で一緒になっています。素材は違っていても、バランス、組み合わせ、ハーモニー等、全部学ぶべき事は同じです。
教室にはオルフ楽器やその他の小物楽器など沢山置きましたが、勿論演奏する為の楽器であるわけですが、子供達が教室に入って、好きな音を出してそれで創造して楽しめることが一番の目標でした。その為には、なるべく良い音が出て、低い音域から高い音域まで揃える必要がありました。合唱でも女声合唱も素敵だけど、男性のバス等入ると、涙が出るほど感動できます。最近のスマホやPCやタブレットでは低音域は入らないし、CDでも上下の音域はカットされています。結局、生音か高品質のヘッドホンで聴く或は昔からの高品質オーディオでスピーカーで聴くしかないのかなあ。昔、音響療法を勉強していた時、宮沢賢治のチェロで病気が治ったお話(チェロ弾きのゴーシュ)や、グレゴリオ聖歌隊が教会で歌って健康になった話等全て音の振動が影響していると思った。最近また、シンギングボウルで子供達に振動を体感してもらっています。「音のテーマパーク」のようなワクワクするような教室に出来る様に頑張ります!
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